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2020年1月31日
母との約束、250通の手紙
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満足度 |
3 |
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ハッピーエンド |
5 |
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怖くない |
3 |
戦争映画にしては耐えられる |
エレガント |
2 |
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遠い誰かの人生の物語と言えば良いだろうか。この手の映画にはどうも入り込めない。そもそも想像力に欠けているのかもしれない。懸念を持ちながら観た。結果は情けなくも心配したとおり。人生半ばで立ち止まっている今の自分にはもう少し娯楽要素が多めの物語のほうが聞く耳を持てるらしい。
ストーリーはさくさく進んで面白い。ほぼ事前情報なしに臨んだため主人公の人種や宗教が事情を複雑にすることを知らず、この周辺だけで心がつかまれた。今日でも、海外に住むと誰からともなく自分の生まれを否定されることがある。相手がいるわけではないので、余計どうしようもなくやるせない。本編では大切な事実の一つとして扱われているだけで切なさも大概にできるから、ご心配なく。
ところで、医師に向かって「自分の母親と思え」の発言は面白かった。何かの折に使ってみたいけれど、今の日本ではどんな状況でもこの姿勢はモンスタークレーマーと呼ばれはしないか?要注意だ。
最後まで引き込まれなかった理由はお母さんのエネルギッシュなスタイルの設定かもしれない。とてもユニークで物語の主要な設定でありながら、強烈すぎた。まるで取り憑かれたような表情と語気の強いスタイルは自分でもやっていそうで見ているのが嫌だっただけである。
250通の手紙をいつ書くのだろうと待っていたら最後の展開に至り、なぜか昔の原田真二の鮮烈3枚同時デビュー作のうち「シャドーボクサー」は、最後にのみしかもコーラスでしかシャドーボクサーという言葉が歌われない構成が新鮮だったことを思い出した。