恵比寿映画

特別な映画ファンでもない人生半ばの大人が上質で美しい時間を求めて恵比寿からつづる極上の映画体験の記録

2019年12月29日

シュヴァルの理想宮

 

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 公式サイト: https://cheval-movie.com

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恵比寿ガーデンシネマ

 

満足度

年の終わりにぴったり

ハッピーエンド

 

怖くない

 

エレガント

 

 

年末をしめくくるにはこんな感じが良い。プロジェクトのひとつふたつやり遂げた感覚と似ているかもしれない。今は終わりで良いんだ、と安心してしまう。

 

ピカソのように制作の経験はないからか感嘆とは違う感情のように思うし、例えば建造物のできあがりが美しいのかどうかについては中立をとりたい。建築過程で手のひらを使うピタピタといった音や、長い道のりを踏みしめる足元の画像、は心地良かった。街中に住んでいると、こんな疑似体験が嬉しいものだ。

 

映画館を出るとき、連れと顔を見合わせてなんだか暖かいため息をついた。これまで自分に厳しくしてきたつもりだったけれど、甘かったのかなぁ。