恵比寿映画

特別な映画ファンでもない人生半ばの大人が上質で美しい時間を求めて恵比寿からつづる極上の映画体験の記録

2020年2月22 日

ロシュフォールの恋人たち

f:id:EBISUEIGA:20200222160844p:plain

http://www.zaziefilms.com/legrand01_88/

著作権で保護されている場合があります。

恵比寿ガーデンシネマ

満足度

CATSの後だったので😋

ハッピーエンド

 

怖くない

 

エレガント

 

 

現代のミュージカル映画最高峰であろうCATSを理解することができずに落ち込んだ後だったので、アナログ感あふれるつくりにホッとしてしまった。

 

足の上げ方が足りないとか、姿勢がそろっていないとか、トランペットもピアノも指と音がずれているとか、かえって味を深めているように思う。例えば音楽の複雑な和音が響き合うように、全体でまとまってさえいれば許せるようになったのは年齢のせいか。CGによるぴったり合いすぎた画像には違和感を覚えているからかもしれない。

 

ストーリーは目に見えているけれど複数の登場人物がそれぞれに際立って見えるので、音楽とあいまってテンポよく進んでいると思う。1時間半くらいで多少の中だるみを感じたが、聞き慣れた音楽に助けられた。

 

怖い場面や汚い画像は一切なし。きっとどこかで聞いたことがある音楽がひとつふたつあるに違いない。フランス好きには、どこか懐かしさすら感じて終わった。